こんなことがありました!

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奨励賞いただきました。

 
 奨励賞・・・先生方の授業研究の成果が認められていただきました。
 本校では「学び合いのある授業の創造」を掲げ、友だち同士で考えたり、教えあったりする
活動を取り入れた授業を積み重ねた結果です。今後も子ども達が目を輝かせ、進んで学習
できるよう日々の授業の充実に努めていきます。

子ども部屋 その20

 自立心を育てるために自分の部屋で勉強させているのですが、すこしも勉強しません。と相談
を受けました。私は、特に低学年(場合によっては高学年も)子ども部屋は必要ないと考えます。
家族が家庭内の仕事をしているそばで、居間や食卓テーブルの上で学習することだと思いま
す。なぜかというと、親が時々勉強の面倒を見てやったり、質問に答えたり、一緒に考えたり、親
が勉強の成果を点検して○×をつけてやったりできるからです。習慣がきちんとつくまでは、親の
励ましが必要です。小さいころは、子ども部屋という密室ではそんなに集中して学習を忍耐強く学習
できないということをわかっておくべきです。スキンシップの勉強部屋が必要なのである。

ほめて伸ばす  その17

「叱るより、ほめて伸ばせ」とよく言います。子育ての上手な親は、ほめ上手な親と言えます。しか
し、親というものは、小言を言いがちです。小言があまり多いと、子どもは慣れてしまって、ああ、
また、いつも同じことが始まった。うるさいなあ、と馬耳東風に聞き流してしまい、親の子守歌のよ
うにしか受け取られません。子どもに反省心を起こさせない小言は控えるべきです。ガミガミと小
言を言っているうちに親自身の感情が興奮してきて「遊んだら、後片付けしなさいといったじゃな
い。もう5年生なんだから、自分できちんと片付けなさい。だから、学校の忘れ物も多いのよ。テレ
ビはいつもつけっぱなし。ハンカチ、ちり紙も忘れているし・・・だからぐずぐずしているのよ」と、の
べつ幕なしの小言を言ってしまったことはないでしょうか。そうすると、何を言われたのかポイント
が分からなくなり、ただ叱られたという記憶しか残りません。
 叱る場合は、ポイントを1つに絞って手短に叱り、以前の関係ないことを持ち出さないことです。
そして、叱る対象は子どものよくない行為であって、子どもの人格、人間性をすべて非難するよう
な叱り方をしないことです。

忍耐力を育てたい その11

 「忍耐力のある子どもに育てたい」
 今の子どもは、物質的に豊かで自制心やこらえ性がないです。肩身の狭い思いをさせたいく
ないと考え、多くの親がスマホなどを無制限に使用させていることなど象徴的です。
 子ども達の文房具の取り扱いも象徴的です。自分の鉛筆や定規などが無くなっても平気です。
無くなればすぐ買い与えているのも大きな理由の1つです。子どもに忍耐力をつけてほしいと願っ
ても、「がまんする」という経験もなく「ものを大切にする」という節約心を失わせているのです。
子どもの物質的な欲望を満たしてばかりいると、子どもはわがままになり、自分勝手な好き嫌い
が行動の判断基準になります。これは、得だからやる。これは損だからやらない。という損得の
判断で行動する子になります。これは、「正しいからやる。正しくないからやらない」という善悪の
判断で正しく行動できるように育てていかなければなりません。

 親の真の愛情とは、心を鬼にして小さいときから我慢する力を身につけさせることです。
高学年になれば、毎月の生活費を知らせてやるのも良いでしょう。親は毅然として「これはこれ
これこういう理由でダメです」という拒絶する勇気と決断力が大切です。人間は辛抱が大切です。
逆境にまさる教育はありません。世の中は自分の欲望どおりにうまくいかないことを、小さいと
きから分からせていくようにしましょう。きっと人生を豊かに生きていくでしょう。

自立心 その10

 「叱り方」
 きちんとした叱り方をしないと子どもの心には響きません。こんな叱り方をしていませんか?
・学校の勉強道具をそろえないとき
「忘れ物をすると、先生に叱られるよ」
・店先でおもちゃを買ってもらえないとだだをこねたとき
「みんなみてるわよ。みんなに笑われるよ」
子どもの悪い行為に対して、周囲の人を気にして、周囲の人に叱られるから、笑われるから
という理由で矯正するのはよくありません。
先生や周りの人を恐怖の対象にしてはいけません。
「そんなことをするとお父さんに怒られるから」など他人の権威を利用して叱ることもよくあるか
もししれません。しかし、叱り方としてはよくありません。
忘れ物をすると結果がどうなるか?
その結果として起こるだろう事実を正しく説明していくことで自分で判断する力が身に付いてい
き、自立心が育ってくるのだと思います。

自立心 その9

「時間の計画管理」
「先生、家の子は家でちっとも勉強しません。時間にルーズでだらだらと過ごしています。先生、
宿題をたくさんだしてください。宿題を出されると仕方なく勉強し、机に向かう習慣がつくと思う
のです。お願いします」
 こう学校にお願いされる方がいらっしゃいます。しかし、宿題を出されれば机に向かう習慣や
自主的に勉強する習慣が身に付くでしょうか。宿題だけやれば良いという考えは、宿題で依存
性のみが育ち、他人の指示や命令がないと勉強しない子どもになってしまう恐れがあります。
 しつけるべきは、自分の行動について、自分で計画を立てて時間を有効に使っていける子
にしていくことです。勉強ができる子は決まって時間管理ができる子です。家に帰ってからの
スケジュールをはっきりつかませ、その内容についてそれぞれ何分ぐらいの時間がかかるか
検討させ、その時間を配当するのです。勉強時間だけでなく、遊び、ゲーム、手伝い、食事、風
呂・・・
できない子には生活日程表を作ると効果的です。子ども自身が先々の行動内容をはっきり自
覚させることがポイントです。
 子どもが「あーこれもしなくちゃ!ああ忙しい」と言うようになったらしめたものです。時間が
管理できるようになると、企画力旺盛になり将来の人生にも積極性が出てくるでしょう。

自立心 その5

「自分の子どもは他人と思え。他人の子どもは自分の子どもだと思え。こうしてしつけよ。」と言わ
れます。しつけは厳しくする必要があるということです。
夕食前におもちゃを出し放しにしてテレビを見ていたA男に母親が「テレビを消しておもちゃを片
付けなさい。手を洗ってきなさい。夕食にしますよ」と指示をしました。しかし、A男はテレビに夢
中、手も洗いません。とうとうテレビを見ながら手も洗わずに夕食を食べ始めました。母親は「片
付けもしないで、全くだらしないんだから」と小言をぶつぶつ。A男が夕食を食べることを認めてし
まいます。これではいけません。しつけは、妥協しないことが大切です。徹底して守らせることで
す。「仕方がない子ね」と物わかりのよい親になってしまってはいけません。小言を言っても子ど
もの心には響きません。そのうちに小言を無視し、わがままで横着になり、宿題なども忘れても平
気な子どもになります。子どもへの要求や指示は必要最低限にし、一度出したら引かないことで
す。