こんなことがありました!

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自立心 その10

 「叱り方」
 きちんとした叱り方をしないと子どもの心には響きません。こんな叱り方をしていませんか?
・学校の勉強道具をそろえないとき
「忘れ物をすると、先生に叱られるよ」
・店先でおもちゃを買ってもらえないとだだをこねたとき
「みんなみてるわよ。みんなに笑われるよ」
子どもの悪い行為に対して、周囲の人を気にして、周囲の人に叱られるから、笑われるから
という理由で矯正するのはよくありません。
先生や周りの人を恐怖の対象にしてはいけません。
「そんなことをするとお父さんに怒られるから」など他人の権威を利用して叱ることもよくあるか
もししれません。しかし、叱り方としてはよくありません。
忘れ物をすると結果がどうなるか?
その結果として起こるだろう事実を正しく説明していくことで自分で判断する力が身に付いてい
き、自立心が育ってくるのだと思います。

自立心 その9

「時間の計画管理」
「先生、家の子は家でちっとも勉強しません。時間にルーズでだらだらと過ごしています。先生、
宿題をたくさんだしてください。宿題を出されると仕方なく勉強し、机に向かう習慣がつくと思う
のです。お願いします」
 こう学校にお願いされる方がいらっしゃいます。しかし、宿題を出されれば机に向かう習慣や
自主的に勉強する習慣が身に付くでしょうか。宿題だけやれば良いという考えは、宿題で依存
性のみが育ち、他人の指示や命令がないと勉強しない子どもになってしまう恐れがあります。
 しつけるべきは、自分の行動について、自分で計画を立てて時間を有効に使っていける子
にしていくことです。勉強ができる子は決まって時間管理ができる子です。家に帰ってからの
スケジュールをはっきりつかませ、その内容についてそれぞれ何分ぐらいの時間がかかるか
検討させ、その時間を配当するのです。勉強時間だけでなく、遊び、ゲーム、手伝い、食事、風
呂・・・
できない子には生活日程表を作ると効果的です。子ども自身が先々の行動内容をはっきり自
覚させることがポイントです。
 子どもが「あーこれもしなくちゃ!ああ忙しい」と言うようになったらしめたものです。時間が
管理できるようになると、企画力旺盛になり将来の人生にも積極性が出てくるでしょう。

自立心 その5

「自分の子どもは他人と思え。他人の子どもは自分の子どもだと思え。こうしてしつけよ。」と言わ
れます。しつけは厳しくする必要があるということです。
夕食前におもちゃを出し放しにしてテレビを見ていたA男に母親が「テレビを消しておもちゃを片
付けなさい。手を洗ってきなさい。夕食にしますよ」と指示をしました。しかし、A男はテレビに夢
中、手も洗いません。とうとうテレビを見ながら手も洗わずに夕食を食べ始めました。母親は「片
付けもしないで、全くだらしないんだから」と小言をぶつぶつ。A男が夕食を食べることを認めてし
まいます。これではいけません。しつけは、妥協しないことが大切です。徹底して守らせることで
す。「仕方がない子ね」と物わかりのよい親になってしまってはいけません。小言を言っても子ど
もの心には響きません。そのうちに小言を無視し、わがままで横着になり、宿題なども忘れても平
気な子どもになります。子どもへの要求や指示は必要最低限にし、一度出したら引かないことで
す。