こんなことがありました!

この子はよい子だなあ  その13

 「この子はなんてよい子のだろう?」担任しているとそんな子によく巡り会うことができました。
そんな時、どんな子育てをしているのか?聞くようにしていました。自分の子育てにも参考にしよ
うと・・・。母親と話す機会が多かったのですが、共通点がありました。それは、一言で言うと「包容
力」があることでした。穏やかさやあたたかさがあって、話しているとこちらまで安らぎを感じさせ
る親たちでした。
 私の経験から言うとよい子を育てている親は、心の大らかさや広さが見られます。子どもは、
愛情に包まれて育つと情緒の安定が図られ円満な明るい性格に成長していきます。円満な家庭は
子どもにとって情緒安定の基地です。
 どうしても子育てでは、小言ばかりを言いがちです。過干渉は子どもの依頼心を助長されますし、
無関心や放任では子どもは全うに育ちません。子どもと一緒に楽しく語り合う親になり、ひとつ
の方針を与えたら、あとの行動は子ども自身の自己選択に任せ、あまり干渉しないことが子ど
もをたくましくさせます。
 子どもに安全軌道をセットし、その軌道を過保護に守って通過させようとすることに熱心に
なっては子どもはいつまでたっても自立できないと言うことです。